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zoom RSS ビバークごっこ (皆既月食見物?) 古賀志山

<<   作成日時 : 2011/12/14 21:13   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 7

メタボおやじの一人が多い山歩き。
「万が一の事態でも、快適に救助を待てる」を信条に準備をしている。
そもそも、そんな状況に陥らないように気をつけていますけどね。

とはいえ、救助を待つ間、ほんとうに今の装備で生き延びられるのだろうか。
特に、雪山日帰り装備でビバークなんかしたら、耐えられるのか?

むか〜し、新田次郎の「孤高の人」を呼んだとき、たしか主人公が耐寒訓練?っぽいのをやっていて、それから自分も訓練?をやってみたいと思っていたんだ。

いきなり雪の中で試すつもりが逝ってしまってもハズカシイし、家の庭ではつまらないので、近所の里山で練習だ!
やっと冬らしく気温が下がってきたから感触を掴めるかな?

体験にて感触を探りたいポイントは
 ・装備 : 何時も持ち歩いている装備で低温環境を乗り切れそうか?
 ・精神面 : 夜明けまでの長い時間、何を考えてすごす?
かな。

ちなみに「ビバーク」、自分は予定しない緊急避難的な野営(テント・寝袋無し)をイメージしている。

ビバークのシチュエーションとしては、
 − ケガや体調不良で行動不能となる
 − 道迷いや崩落の迂回などで計画外の時間を食い、夜間や疲労で行動不能となる
 − 吹雪や大雨などで足止めを食らう
こんな感じ?

シナリオとしては、早めの時間から計画的ビバークに入る想定かな?16時くらいからウダウダと次の夜明けを待つくらいが精神面での感触が掴めるかな?
極度の疲労を再現するのも、ずぶ濡れの状況を再現するのも、なしとします。

そんなことを考えつつ、親戚の家でのんびりと晩ご飯まで食べてしまい、登山口に着いたのは21時過ぎ。

画像


暗く荒れた道をリヒト片手に歩いていく。
ちょっとは疲労を再現できるかな?ペースを上げてみる。

単三乾電池1本で長時間駆動できる、ちょっと暗めのLEDヘッドランプ。
夜間行動にも、とりあえずは支障なしだね。
ただ、本体が小さすぎて、頭に付けていると光が眼鏡のフレームやレンズに反射する。
見づらい。とても見づらい。
ヘッドランプを手に持ったら調子よくなったぞ。

真っ暗な林の中は少し気味が悪い。
お化けが出そう。
いやだなぁ、普段は、そういうの笑っちゃうほうなんだけど、暗闇というのは不安をかき立てる。
だんだん変な方向に思考が行ってしまったので、矯正を狙って自縛霊が存在するとしたらどれくらいの数字になるか計算を始めた。
そもそも、霊になるには何処まで進化すればいいか。微生物から霊になれるなら?ほ乳類?昆虫も?魚も?
このあいだ食べた、ちりめん山椒こそ、まさに大量虐殺!この霊は何処にいる?
 ⇒ 結果、自縛霊無限大。空には累々と自縛霊が積み重なり隙間もない。 故に 空気抵抗=霊の抵抗 そんな感じ
もう、どうでもよくなってきたぞ。

峠に出ると少し雪が残っていた。

画像


もうひと頑張りすると見晴らしの良い肩の部分に出た。
まだ22時にもなっていない。手軽な山だね。

驚いたことに人が居た。子連れの3人組。
そうか〜、きょうは皆既月食だったのか。もっと人が増えるかもな。
ほどなく、もう一人やってきたぞ。
寂しい夜を想像していたけど、興奮したちびっ子が元気に騒いでいる。
賑やか賑やか。

ここからは宇都宮の夜景が一望できた。

画像


派手さはないが、なかなか良いね。

コーヒーを飲みながら待っていると月食が始まった。
地球の影に隠れた部分は、赤く見えるんだね。不思議。
月明かりが無くなると、星がたくさんまたたき始める。流れ星もたくさん見えた。
することないからね、月が出てくるまでボーッと眺めるよ。

少し風が出てきた。
気温2℃だがユニクロダウンと合羽で大丈夫。
意外に行けるじゃん。

月食が終わるとみんな下山してしまった。
やっと一人。
のんびり朝を待ちましょうか。

な〜んてね、待つのにもすぐに飽きた。
夜景も満足。
寝るか。

きょうは、テントと寝袋なし。
でも、ダイソーの薄い銀マット、これはないとだめ。地面の冷たさは半端じゃないからね。
銀マットを敷いて、ザックを背もたれにしてゴロ寝。

風が強くなってきたので、ツェルトを出してみる。
張ってしまうとテント泊と変わらないので、くるまって寝てみる。

2時に寒くて目が覚めた。
起きていて、写真なんか撮っていれば大丈夫だけど寝ようとするとさすがに寒い。
気温は1℃。ほとんど変わらないね。
きっと明け方も冷え込まないかもな。

もう一つ持ってきた厚手のダウンジャケットをユニクロダウンの上に羽織ってみる。
ユニクロダウンとの違いを試してみたかったけど、上に重ねたら違いも何も判らない。。。 (^_^;
寒いから、いいや。
で、また寝る。

3時半、足が冷える。目が覚めた。
上半身はおかげさまでぬくぬく。でも、奥日光の−15℃だとキツイかなあ。
ツェルトにくるまっているので、風は気にならない。

しかたなく、ユニクロダウンを脱いで膝掛けにする。
これなら足元の寒さも我慢できそうだ。

あれれ?ユニクロダウンを脱いだ方が、上半身は暖かくなったぞ。
ダウンは、あまり下に着ないで羽織った方が暖かいのか。
これは勉強になりました。
でも、ダウン単独の保温性では不足の時にどうすればいいのだろうか。
薄手のダウンを下に羽織っても、逆に効率悪くなる。フリースだったら大丈夫?それでもダメなら、厚手のダウンを買うしか解決方法が無くなるなあ。

ユニクロダウンの膝掛けのおかげでまた眠れる。
5時半に寒くて目が覚めた。
気温は変わらず1℃。
寝てるとダメなんだね。

もう、面倒になったので見晴らしの良い岩の上に移動して、紅茶を飲みながら夜明けを待つ。
起きてしまえば寒くないんだけど、寝るには寒いなあ。
さて、雪の中では耐え難そうだぞ。どうすべきか。3シーズンシュラフの小さな奴でも携行することにするか?
また重くなるなあ、荷物。

少ししたら、ご来光見物組が2組登ってきました。
近郊の里山だけに人が多いね。
俺が子供の頃は、初日の出を見に来る人もほとんど居なかったんだけど、今はスゴイらしい。

やっと空が白んできました。

画像


辛くなかったなあ。条件良すぎた。
ま、雰囲気のさわりだけだね。

日が出ると、日光連山がモルゲンロートに赤く染まる。

画像


アルペングリューエンだね。

富士山も染まっています。

画像


来た甲斐がありました。
例によって、スカイツリーも見えたし。

今度は、雪の中にテントを張って逃げ込めるようにして、その横で耐寒訓練かな?


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装備について
------------

この辺の冬の里山歩きだとすると、寒いときで−3℃程度か。
奥日光の雪の中だと寒いときで−15℃程度か。

雪中日帰り時の装備はこんな感じ。昔とかわらずかな?

<服装:着用品>

・オーロンのアンダーウェア上下
  う〜ん、今となっては30年前の高機能新素材。自分の物は利用回数が少ないため
  まだ、当時のレベルでは使えるけど、最新のアンダーと比べると見劣りか?
  今後、要検討アイテムの認識。
・厚手のウールソックス
  2重にしないと俺の靴だと冷えるな。
・QDのブリーフか、またはユニクロのポリエステルブリーフ
  QDの方は割れ目の縫い目が薄くなってきたので、そろそろ廃棄?
・薄手のフリースパンツ
  この上にゴア合羽のパンツを履いてロングスパッツすれば、奥日光くらい(-10℃)の
  行動中は不満なし。
・ポリエステルの長袖T
  HELLY HANSENのただのロングスリーブTをよく使ってます。
  昔はウールのカッターシャツだったんだけど、縮んだ(俺が巨大化した?)。
・ソフトシェル
・ゴア合羽
  上着は風のあるときだけ。
・フリースグローブ(薄手)

<服装:携行品>

・ダウンジャケット
  停滞時はよいが、行動中に使いにくい。汗で濡らしたくない。
・フリースセーター
  行動中の保温性を考えてフリースを持つが、コレがかさばる。。。
・厚手のグローブ
・目出し帽

<携行品>
・ガスコンロ
・風防
・コッフェル
・シュラフカバー
  シュラフはなくてもツェルト代わりや、水たまりの中での睡眠を考えて
  何時も持ちます。
・ツェルト
  このあいだ買ったからね。
・レスキューシート

これらの道具で冬の夜を過ごすとどうなるか。要は、通常のテント泊と寝袋が無いだけの差?
新しいアイテムとして下記のテストも兼ねてみる。

・メリノウール、長袖T
  保温性に定評のあるウール、子供の頃のは捨ててしまっている。
  那須のアウトレットのデサントで安物を見つけたので購入。
・ユニクロ、ダウン
  ウルトラライトダウンをセールで購入。
  軽いのは良いけど、所詮、ダウンの封入量が少ないので通常生活以下の低温では
  厳しいだろうが、どのへんで使い物にならなくなるか確認してみたい。
  それと、もともと持っているColumbiaのダウンジャケット(たぶん安物、古着屋で
  購入)と比較してみたい。
  Columbiaのものは圧縮してもガサばってでかい。

いろいろなアイテムがあったとしても、天候状況が変わればベストなチョイスも変わってくる。
吹雪の中とか、土砂降りの雨とか、状況しだいでもあるけどね。  

さて、今回は、足元が冷えて寝られないかも、なんて思ったので、下半身は厚めにしてみた。
 ・ユニクロブリーフ
 ・オーロンアンダー
 ・フリースパンツ
 ・クライミングパンツ
登り初め、気温3〜4℃かな?の無風状態では蒸れた。クライミングパンツは不要だね。

登山中の上半身はオーロンアンダーとウールTのみ。
無風なら十分だ。
見晴らしに出たときも、しばらくコレで大丈夫だった。
少し身体が冷えてきたところでユニクロダウンを羽織るだけで2℃くらいなら大丈夫。
風が出てきたら合羽でOK。

安売りで買ったユニクロダウンは、意外と使えたよ。
モンベルのダウンも考えていたけど5倍近い価格だからなあ。性能が違うといっても、所詮150g程度のダウン封入量だしなあ。違うもんなのかなあ。
ヤフってみるか。

〜〜
2011/12/16追記
〜〜

ブレスサーモインナーグローブと、薄手のポリウレタンのクライミンググローブで寝ていても指の冷えを感じることはありませんでした。もしかすると、ブレスサーモは秀逸かもしれません。

山靴が冬用ではないので雪の中を歩いているとけっこう足が冷えます。
いつもは厚手のウールソックスを重ねてはいているけど、指先が冷えます。
スペア用に買い足したかったので、ブレスサーモのソックスを買ってみました。
これで、指先の冷えが無くなればいいのですが。

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
興味深く拝読しました。

雪のあるコースでのビバーク想定の装備は考えたことがないですが(そもそも自分の力量では無理)、無雪山域の冬場は一応視野にいれているつもりです。
でもこの記事を読んで、自分も一度実際に体験しといたほうが良いなと思いました。それから、怪我や捻挫、骨折をした時単独でどうやって切り抜けるかというのも課題ですね。実際は道迷いやコース外への滑落とセットで怪我をすればかなりのダメージ。

まぁ、そういう状況に陥らない心がけの行動が最大の防御なのは解っているのですが、単独はやめる、整備されたコースしか歩かない、最終的には山には登らないという事で解決するのは誰が考えても自明の理。そういう方向に収束してしまうのもなんかなぁ・・・と自らアンチ常識を標榜する遊び人オヤジの独り言でありました。
ぢみ(まっちゃん)
2011/12/14 23:31
Androidからだと文字が読めないのです…
http://i.imgur.com/n1are.png
見沼biker
2011/12/15 00:44
ぢみさん、今回試しましたが、もう少し条件悪くしないと現実的じゃないかも、な、感覚でした。
怪我の自己対処は辛そうですねヌ

見沼bikerさん、システム側でUTF-8への文字コード変換が不正なら俺には何もできないなと思っていましたが、携帯で見たら意味わかりました。
さとう
2011/12/15 07:08
さとうさん、すごい写真です。時期、時間、体力、忍耐力、根性、発想、意地などなどが(私にはどれもレベルが高すぎ)揃わないと撮れない。業した者の特権のかたまりですね。
aet
2011/12/15 08:30
aetさん、いえいえ、そんなたいしたもんではないんです。。。赤面。
生きるの死ぬの書いてしまったので凄そうですが、身近な場所なのです。
まあ、多摩川の河川敷でホームレス体験でもしてみようか、そのくらいの近所です。山でいうなら高尾山くらいの里山。
ただ、朝焼けに染まる山が見られたのは思いがけず嬉しかったですね。
そんな夜明けを求めてくらいうちから登る人も居て私も驚きました。
さとう
2011/12/15 21:29
いやービバーク練習という発想は無かったですね。山でのテント経験も無い自分にはちょっとハードルが高すぎですね。しかし、万が一の時を想定して携行品は考えないといけないですね。ツェルトくらいは買っておこうと思います。
ZEP
2011/12/17 02:06
ZEPさん、眺めの良い山頂でのんびりしていると、酒が飲みたくなりましたよ。
日帰りでも、冬とか、梅雨とか、条件の悪いときは、ツェルトあると違うと思います。遊びでも、夜を明かしてみると、万が一の時に役立つと思いますよ〜。
テント宴会楽しいです。ぜひ、大きいザックを!
さとう
2011/12/18 09:00

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