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zoom RSS 久しぶりの山歩きは肉ボッカ <石裂山>

<<   作成日時 : 2013/11/03 21:29   >>

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ボッカ=「歩荷」
歩いて荷物を運ぶこと。山小屋に荷上げをしたりね。
子供の頃の話、僕はやらなかったけど部活動の先輩は夏休みのアルバイトで山小屋に住み込んでいた。
ときどきボッカがあるらしく、それはもう辛かったという話を聞いたもんだ。

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木々のあいだから顔を見せた石裂山


もう年末が近づいてきましたね。
ことしは仕事が忙しかったこと、バイクで走たかったこともあり、ほとんど山に行かなかった。
アサマでCR85のエンジンが焼き付かなければ、きっとバイクで走っていただろう。
でも、シリンダーの入荷は来年。
それならば、久しぶりに山歩きにでも行きますか。

バイクをマメに乗っていたわけでもなく、体力作りもしていないので、軽めの山歩きにしよう。
標高差は600mくらいでよさげなところはないかな?

近所の石裂山(おざくさん)にしてみよう!
標高は879m。
里山だけど、クサリあり、ハシゴありのバラエティに富んだコース。
今まで歩いたことはない。
子供の頃に訪れる計画をしたことがあるけど実現しなかった。

国土地理院地図を見ると稜線を伝って歩くルートもありそうだ。
一般的な周回ルートは谷間から登って、山頂を挟んで稜線を伝い、別の谷間から下る周回ルート。
平成に入ってからも何人か滑落死しているから気を抜けない。
短めな周回ルートで、あっさり終わってもつまらないから、下山ルートは稜線伝いにしてみよう。
ヤマレコでの記録を遡ってみても稜線伝いに下山しているレポートはない。
年を遡ってかなりの数を見たが情報なし。
廃道になっているのだろうか?

ま、やばそうなら登り返して周回コースに戻っても良い。
一般ルートを外れるから念のために計画書を作ってルートを記載。
藪で視界がきかないことも想定し、分岐ポイントとなる標高と方角もチェックして記載しておく。
カミさんに渡しておけば、万が一の場合は捜索も無駄がない。

早めに歩いて早めに戻り、午後は違う事しよう。
6:00歩行開始、11:00下山くらいの感じかな?

−−

天気予報は晴れの予報だけど、どんよりした雲が空を覆っていた。
岩場があコースのようだから、登山口で様子を見て、夜半に雨が降っていた様子があれば中止にしよう。

登山口は車が十数台はおけそうなところだが、まだ誰もいない。
準備をして6:30出発。

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針葉樹林の中は鬱蒼としている。稜線に出たら気持ちよくなるかな?


まずは沢伝いに緩やかに登る。

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鹿の鳴き声がする。
誰も入っていない時間帯だと野生動物とも出会いそうだ。
森のくまさんだと怖いなぁ。
熊鈴をつけているけど控えめな音なので、時々笛を吹きながら進む。

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緩やかな道だが、体が重い。。。。
足の筋肉が張る。。。。
健脚の人に笑われそうなくらいのスローペースなのだが心拍は140越えか。。。。
汗も吹きでる。。。。

子供の頃から15kg増だから、小屋泊まり縦走くらいの装備か?
普段からそれだけの生肉をまとって生活しているのだから、ある意味体力あるって事?
でも、外せないのがつらいところ。

とてもじゃないけど、高い山に登れる身体じゃないね。。。。

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周回路は方向が決められているようだ。
長めのハシゴが何箇所かあるようだからよけられないもんね。

ちょっとした鎖場を超える。
せっかく昨年は山を歩いて、地元の山なら落ち着いていられるくらいに高度感慣れしてきていたのに、すっかり戻ってしまった。
ちょっとした高さでもビビリが入る。

慌てず、ゆっくり、3点支持で、よそ見しない。

ほどなく「奥の宮」。
このハシゴを登ると社があるらしい。

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大岩の下の空間に社がある。

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賽銭も入れないのに、いろいろお願いをしてしまった。
聞き入れてもらえないかな?

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何度か急斜面も登って先に進む。
やっぱり、ちょっとした高さでもドキドキだ。あちこち歩いて慣れるしかないね。

稜線についた頃には雲も薄くなって晴れてきた。

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稜線では、こんなハシゴ下りもあります。

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こんなところも。

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ハシゴが組み合わせてあって、向きの違うはしごに移る時がドキドキ。
確実に3点支持していれば問題ない、問題ないと呟きつつクリア。

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石裂山に着く頃には日差しが出てきた。

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日差しがあると気持ちいいね。
稜線を抜ける風もいい感じ。

一息ついたら、次のピークを目指す。

月山の山頂にも社があった。

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遠くに男体山が見えた。
かすんでいて、紅葉の具合はよくわかんないなあ。

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山頂を下ったコルから周回路の下り道が谷あいに入っていく。

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上の写真右下、「ハイキングコース」の看板から周回路は右手に下るが、稜線はこのまま直進。
山歩道には紐が張ってあり、周j回路を間違えないように導いている。

僕は直進してみます。

登山道というほどの道は無い。
踏み跡は獣道。
鹿の糞と、クマ?らしき糞もある。
ヒトは通らないだろうから、遭遇注意だ。
数百メートル進むたびに笛を吹く。
相変わらず、鹿の鳴き声は聞こえてくる。

杉林は、写真を見ても判るとおり綺麗に枝打ちされた手入れが行き届いた状態。
キコリが歩いているんだから俺でも歩ける。
歩きやすいから、この道が廃道になった理由を考えながら歩いていた。



(1)利用者が減って自然に廃れた。

石裂山は、鎖場、ハシゴ場を楽しみに来るヒトが多そうだ。周回路の下りにも長いハシゴがあるらしい。
それを求めるヒトが多く、この道が廃れたか?
周回路だとちょうど、駐車場にも戻れるしね。

でも、古賀志山みたく、ヒトが入りやすいところだと、勝手に迷路のごとくバリエーションルートが作られてしまう。
俺も、こうやって歩いているし。(でも、俺は地図に道があるから歩いているだけで、勝手に道を作ったりはしない)
そんなことを考えると、自然荒廃するほどの場所とは思えないな。



(2)実は、山頂周辺以上に危険な岩場が多いのかも?

この可能性は考えられる。
山頂付近ほどのハシゴなどをいちいち準備してらんないから、周回路に限定して整備しているとか。
あとは、地図ではパッと見で判らないけど、稜線には危険なナイフエッジがあって通行困難とかね。
   
まずは進んでみるけど、退路は確保しながらにしよう。
困るようだったら上り返すぞ。
念のため、ザイルのきれっぱしを何本か持ってきたから、それでいける範囲で進むんだ。

まあ、周辺の杉林が枝打ちされている間は、キコリも入っているんだから俺でもいける。
そうじゃなくなったとき、要注意だ。



(3)この土地の所有者が侵入を禁止した?

地図上に道が書かれているので、この場所に入り込むまで考えていなかったけど、これも考えられそうな気がしてきた。
入り込んじゃったよー。超マナー違反かもしれないぞ!!まずい!!
でもなー、それなら国土地理院に文句言ってほしいなー。   




踏み跡の無い稜線を好き勝手に歩き始めたらテンションあがってきた!
なんか、超楽しい!!
ヤブの大先輩、ぢみさんはこんな楽しみを味わっているのだろうか。

ルートの分岐ポイントは5箇所。
分岐ポイントの標高と次に進むべき方角をチェック済みだ。

高度計を見ながら分岐ポイントで方位磁石をチェック。
さらに足を進めたところで携帯のGPSで答え合わせ。
視界もあるから判りやすい。
気分だけで歩いていると、地図を頭に入れていても尾根を誤るよなあ。
それにしても、GPS、最強!

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何箇所か、稜線で岩を乗り越えたが、なんとか大丈夫。
やっぱり、そんなところの近辺は、枝打ちされていなかった。

596mのピークが10mくらい?の岩場。
これは、俺の技量ではちょっとやばいかな?と思った。

来た道を戻るとすると、周回路までは標高差200m。
整った道ではないので、下りはよかったが、登るのは大変そうだ。
復帰は1時間といったところか。

岩場を観察して、なんとか、退路に困らないルートを見つけてとりつく。
ロッククライミングをきちんとやっている人から見たら、「?」な場所だろうけど、ちゃんとやっていない人なので慎重に行かねばなのです。

岩場を乗り越えたら、その先は綺麗な杉林が広がっていた。
そっちは、きっちり枝打ちされている。
ホッとした。

この先は標高460−470m付近だけ、ちょっと等高線が詰まっているところがある。そこが気になるかな。
たとえば、地層の関係でこのへんだけ岩場だったりすると周辺での迂回もできないかもしれない。
そうすると、ここまで降りてたら、別の稜線から下ってしまってもいいな。
駐車場に戻るので30分はかかることになりそうだけど。

最後に心配なのは沢を渡る橋かな。
道がこんな状態だと、橋も無いかもな。
まあ、沢の水量が少なかったので、濡れて渡ってもいいか。

別の稜線に切り替えたときは、大きな沢があったなあ。
地図を確認したら、手前に道路があったので大丈夫だ。よかった。

枝打ちがされている林だから安心して下っていく。
時折、荒廃した林業用車両の通路を横切る。
これなら、標高460−470mあたりも問題なさそうだね。

いい感じで降りてきた。
あとは橋だな。
どんぴしゃで橋があった。 が、その橋は、どう考えても民家の裏庭につながっていて、母屋と離れの中間を通らないといけない。
うわー、こっそり通っちゃえ!と足を進めて、あと少しで道路といったところで「なんですか!?」と声をかけられた。
おばあちゃんに事情を話して、敷地に踏み込んだことを平謝り。
「もう何年もこんなところを通る人いなかったよ。危ないからやめときな。」と注意をいただいた。

後味悪くなっちゃったなぁ。
どんぴしゃの場所に橋があったから、ついつい渡ってしまったけど、明らかに私有地。
もう少し上流に遡上して川を渡ればよかったな。

結局、廃道になったのは私有地ということだからかもしれないな。
ヤブ漕ぎも楽しそうだけど、里近辺の動き方には注意しないといけないんだな。
山を降りたら誰かの家の裏庭ってことは、よくありそうだ。
事前偵察が必要なのかもしれないなあ。

駐車場に戻ると、車がたくさん増えていた。
山の上はにぎやかそうだ。

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でも、静かな尾根歩きは気持ちよかった。
ルートを意識して歩くのも楽しい。
廃道歩き、楽しそうだぞ。

今度はどこに行こうかな。

−−

家に帰ってから、栃木の山の本を持っていたことを思い出した。
20年近く前の本だけど、この本でも稜線部分は廃道になっている表記だった。
国土地理院地図、道を消しておいてほしいなあ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
険しい道ですねー。自分はちょっと怖いからハッキリした道しか行けないです。このところ全く歩いていないからそろそろ丹沢行くかなあ。
ZEP
2013/11/04 22:38
ZEPさん、ハシゴが無い時代は危なかったでしょうね〜。自分じゃ無理だなあ。しっかりしたものが付けられているから、ここはあわてなければ大丈夫ですね。山深いところでのヤブは怖いですが、里山なので楽しめました。GPSがあると、ほんとに安心ですね。メインは紙地図ですけど。
さとう
2013/11/08 00:08

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