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zoom RSS 前武尊

<<   作成日時 : 2012/08/06 00:54   >>

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昔、上州武尊を歩いたときには天気が悪くて、景色の記憶がない。
しかも、山岳競技に向けた強化合宿で、ザックに30kgの石を放り込んで歩いた。
さらに、雨に打たれ、風に吹かれ、荷は重く足も重い。
俺は、なぜこんな事をしているのか?自問自答しながら、少しずつ足を進めていた。そんな想い出の山。
唯一の楽しい?記憶は、稜線での休憩中に先輩が入れてくれたホットカルピス、感動的に美味かった。

最近は、冬場にあの辺を歩くのも楽しそうに思えているので、偵察がてら、どんな山だったのか見に行くことにした。

7/29 5:00 金精峠でご来光。

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登山口までは、まだまだ距離がある。意外に遠い。コレで半分くらいか?
早朝の山道は、ノンビリ走るペースカーが時々出てくる。
ちょっとイラつきながらも、事故を起こさないように気をつけて走る。

登山口で準備を整え歩き始めたのは6:00。
オグナほたかスキー場をハイクアップする。

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最初は樹林帯脇の林間コースを標高差100m程登る。

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次はスキーゲレンデを歩く。

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正面に剣が峰かな?が見える。意外に近いなあ。

広くて気持ちいいが、日差しをもろに浴びて暑い。。。。
しかも、強引に入ってくれば、自家用車でもこられそうだし。
誰かが車で来たら、頭にくるな〜。

咲いていた花。

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7:40 さらに標高差400mを登って稜線に出る。スキー場の終点だ。
遠くに日光白根山などが見えた。

ここを登ったら、前武尊山頂。
なんか、あっさり過ぎるなぁ。
沖武尊までは、前武尊から先があるにしても、もっと嫌らしくダラダラと登った気がするんだけどなあ。
当時のルートと違うところを登っちゃったのかなあ。

むかし参加した競技は、4人編成パーティで、総重量78kgだったか75kg以上を分担して背負い、山道を歩く。
配分はチーム任せ。だいたい1人20kgの分担だね。登山装備で重量不足なら、石を入れる。
スタートと終わりにザックの重量計測があったかな。
ルートの途中には、タイム計測区間となるスペシャルステージが数箇所設定されており、それらをつなぐリエゾン区間では地図の読図や登山の装備チェックをされたりする。
スペシャルステージは、フル装備パッキング版の短距離トレイルランニングといった感じだね。

昔来た時はガスの中を歩いていて景色が見えなかったことも原因ではあるけど、いつまで経っても、なかなか稜線に出なかった気がするんだけどなあ。
たぶん、違うコースで登ったな。

スキー場最上部から標高差260mを登って、あっさりと前武尊山頂。
この先はダラダラと稜線を上り下りするルートだ。
うん、こんな感じじゃなかった。
隣の武尊牧場スキー場から登るルートかもしれないな。ダラダラと距離が長いし。

前武尊山頂でパチリ。

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大きな日本武尊像がある山頂。
ここは、はじめて来たね。

先に続く道を見ると、剣が峰が鋭く切り立つ。
道は、山の右をトラバースしていくが、先っぽにも登れるらしい。
冬場に来た人の記事を読んだことがあるけど、これは、俺が一人で遊びに来るには手に余りそうだ。

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熊笹のトラバースを終えて、来た道を振り返ると、通行止めのロープの向こうに高い岩と、長い鎖が見えた。

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うーん、こんなところが好きな人もいるんだよなあ。
俺には無理だ。

さて、進行方向に目をやると、小さな岩稜が目に入る。
あそこを行くんかな?
ま、いろんな人のレポートを読んだけど、危険そうなことは書いてないから大丈夫だろう。

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先に進むと、あれれ、鎖場だ。
まじかよ。
みんな、こんなところを行っているんかいな?
それにしては、他の人のレポート、のん気なのが多かったよなあ。なんか違和感あるんだけどなあ。
まあ、しっかりした踏み跡はあるから、たくさんの人が歩いているんだろうけどね、慣れない人は厳しいんじゃないの?
そんなレポート、なかったよなあ。

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鎖場を見上げる足元も、幅1mもないかな?
足元の草と思っていた部分をよく見ると、数メートル下に生えている木の頂点の枝だったりする。
不注意に足を入れてしまうと、そのまま転落だよ!!

オ〜コワ。最近、こんなところに来たこと無いから、すごくドキドキしてきた。
いや、昔もこういうところは嫌いでした。はっきり言って。

気を落ち着けて、手がかりと足がかりの目標を決めてから岩に取り付く。
鎖は気にせず、右側の岩に取り付いた。
手がかりと足がかりがはっきりしているので登りやすいんだけどねえ。

やっぱ、岩のトレーニングでもしてないと、怖いよなあ。
こんなところで落ちたら恥ずかしいなあ。

最後の2歩くらいが左足の足がかりに迷ったので、鎖が垂れている縦溝に足を突っ込んで体を支えた。

上から下を覗き込む。

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高さは4m程度の小さな岩だけど、膝がガクブルでっす。
まあ、しっかりとしたホールドがあったので落ちはしないけど、やっぱ、慣れないと怖いなあ。

これ、夕立が来たりして岩場が濡れたら危なくなるなあ。
エスケープルートは無いからやばいかもしれないなあ。

先を見ると、やはり1mほどの幅で、微妙に傾いた岩稜が続いている。

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遠くに沖武尊も見えた!あそこが目標ね。
ちょっと怖いけど、がんばりましょう。
いまのガクブル具合だとやばそうなので、深呼吸して気持ちを落ち着けながら、慎重に歩いていく。

さて、乗り越えたら、少し広い場所がありました。
そこから、たどって来た岩稜を振り返るとこんな感じ。

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これまた、夕立の中などで、ここを引き返すことを考えると、かなり怖い。
先に進むの、やめようかな?
なんて、逡巡し始めたものの、なんか癪に障るので先に進んでみる。

鎖で固定されているものの、若干動いて怖いはしごを降りて、その先にある3m程度の岩場のくだりで問題発生。
岩に張り付いて下り始めるも、3歩目と4歩目の手足裁きに迷いが出た。
3歩目の足がかりには小さな突起が使えるが、今日の靴では、しっかりと体重を乗せられない。
そのときの手のホールドも心もとないので、すぐに4歩目に移行できればいいのだが、視界の範囲では、よい足場が無い。
あー、どうしよう?
下にはしっかりした踏み跡があるからみんな歩いているんだろうけど、どう降りればいいか、わからん。

2歩目までは、足も手もホールドはしっかりしているので、岩に張り付きながら周りを見回して作戦を立てるが、解が浮かばない。
1mちょっと、飛び降りる強引技も考えたが、降りた場所は、やはり幅1mないほどのやせ尾根なので、万が一左右に体がぶれたら、そのまま落ちてしまう。
あーどうしよう!?

いったん登って、上から眺めて作戦を練る。
やはり、3〜4歩目が厳しい。
仕方なく、迂回ルートを探してみたが、余計危なそうだ。

もし、強引に飛び降りてうまくいったとしても、帰りに登れないと帰れないし、悪天時にはもっと難しくなるだろう。
まあ、下から見上げると、「なーんだ、あそこ行けばいいんじゃん」なんてこともあるかもしれないけど、そもそも飛び降りてそのままさよならだと元も子もないので諦めて撤退することとした。

みんなのレポート、こんなところがあるなんて、一言も書いていなかったんだけどなあ。

登り返して、少し広い場所で荷物を降ろしてノンビリする。
時間が余りすぎ。
誰か来たら教えてもらえるといいな、なんて思いながら景色を眺めていたが、誰も来ない。
だいぶ待ったが、仕方ないから、かーえろっと。

念のため、ザックの周りにぶら下げているいろいろなものを中にしまって、サイドに付けていたストックを背面に変更。
ウェストベルトなどのストラップ処理をしていないあまり部分をたくし込んで、余計なものが引っかかってバランスを崩さないように注意した。

ちきしょ〜、あの岩の向こうに降りられなかったんだよなあ。
ま、しょうがない、帰ろう。
こういう計画変更は、独りが気楽ね。

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さて、だいぶ高度感にも慣れてきたので、帰りはスムーズに歩けた。
最初の鎖場のくだりも、登ったときの手がかり、足がかりを覚えているから楽チン。

そこになって、ようやく1人やってきたが、面倒だから声かけずに帰ろう。
挨拶だけしてすれ違う。

そのあと、立て続けに何組もすれ違う。
みんな、あそこ、余裕で下れるんかなあ?

今度は、別のルートでリベンジしに来よう。

〜〜

この記事を書きながら地図を見直していて気がついた。
地図上のルートは、俺が撤退した岩場の左を巻いている気がする。
考えてみれば、剣が峰の鞍部に分岐があった。
旭小屋行きの道だと思っていたけど、それは前武尊だ。
あーそうか、そうだったのか。
あそこはトラバースしてやり過ごせたのか!!

こんど、同じコースでリベンジしに行こう。
でも、スキー場は車で進入して楽しちゃおうかな。

岩場は、ちょっと楽しかったので、反対方面からチャレンジしてみよう。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ダメだと思ったら撤退する勇気って凄いですよね。今のところそういう場面は無いのですが、そういう時にちゃんと判断下せるようにしたいっす。

昨晩奥穂高から帰宅いたしました!
ZEP
2012/08/06 18:03
ナイス判断!
って言うか、切り立った山の岩場コワすぎです。((((;゚Д゚)))))))

こんな岩場を見てたら、バイクで行くような岩場は楽勝に見えそうですね。
たけガス
2012/08/06 22:11
ZEPさん、たけガスさん、今回の山行での適切な判断は、剣が峰鞍部での枝道と看板を見た時に、立ち止まって地図を確認して看板を読む行為を取ることでした。
不要な危険地帯を避け、目的地まで行けていたはずです。
でも、岩場も楽しかったからよしとします。
(*^_^*)
さとう
2012/08/07 21:44

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